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習慣性扁桃炎の予防

(手術適応の場合にも鍼が効果があることもあります)

年に4回以上 扁桃炎にかかり高熱がでる場合は、手術適応とされます。扁桃は幼児から6才頃までは大きくなりますが、それ以後は小さくなるようです。まず耳鼻科で診察を受けられ、扁桃の大きさで呼吸がしにくいとかで、早急に手術が必要かどうかお聞きされることをお勧めします。 しばらく様子をみられてもよい状態だったら手術の前に、あなたのお近くの鍼灸院で、扁桃炎の治療で、合谷と孔最の低周波鍼通電をしたいと相談されてみられたら、どうでしょうか。

西條一止先生「臨床鍼灸学を拓く」医歯薬出版より
習慣性扁桃炎の多くの患者に、1定期間継続して鍼治療をすると、良い臨床結果が得られたと報告されています。

当院の施術症例1
20代 習慣性扁桃炎で1年に何回も高熱が1週間以上続いて、耳鼻科から手術は年齢的に難しいと言われたそうです。
方法:1ヶ月に1~2回程度 
両手の合谷(ごうこく)と孔最(こうさい) 
20分~30分の低周波鍼通電による治療
経過:治療を継続していくと、扁桃炎のかかる回数が減って、かかっても少しは熱がでるけれど早く治るようになったと報告をうけました。ほぼ軽快したので、5年間で治療を終わりました。16年後、問い合わしますと良好な状態が持続しているそうです。
考察:治療の間隔や年齢によって、治療に要する期間は異なります。子供の場合は短い期間の治療で効果がでます。
当院の施術症例2
50代の女性 習慣性扁桃炎で1年に3~4回発熱していたが、最近40度くらいの熱が抗生物質の服用で下がらず、2週間程の抗生物質の点滴で下がりました。その後、手術を医師から勧められているが、手術はしたくないとのこと。
方法:施術例1と同じ

経過:1年治療を継続していくと扁桃炎にかかっても、前のような高熱はでなくなりました。今も治療継続中です。

参考リンク
東洋医学筑後研究会の扁桃腺の施術症例
低周波鍼(はり)通電体験記 (びん&ミキの健康トーク)

 

                               西條一止先生「臨床鍼灸学を拓く」医歯薬出版

医歯薬出版社のHP

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